私は毎日の授業で生徒達に One Note Class Notebook を使わせていますが、
導入前はいろいろと気になることがあってしばらく導入に踏み切れずにいました。
ですが、導入前に心配していたことは現在全くなく、快適にOne Noteを授業用ノートとして活用できています。
今回は、授業用ノートに One Note Class Notebook の導入を検討している方へ向けて、
想定される不安要素について実際に使っている立場から現状をお伝えしたいと思います。
One Note の書きやすさ
結論から先に申し上げると、
One Note ×Surface も書きやすい です。
そして、必ず慣れます。
これまで紙とペンで勉強したきた子供たちからすると、
つるつる滑る書き心地に初めは抵抗があるようですが、慣れます。
実際に私が担当している中3、高1男子のノートがこちらです。
もちろんもっと汚い字の生徒はいますが、それは紙とペンで書いても同じ汚さです。
確かにひと昔前のSurfaceペンは確かに書きにくかったのですが、新しくなったSurfaceとSurfaceペンは書き心地が向上しています。
生徒へ One Note を使わせるときは以下の点に注意して使わせるといいでしょう。
・One Note を使う目的をきちんと伝える
・必ず慣れるということ
One Note を使う目的は、生徒のノートを教員が見られる状態にするため・デジタル教材やアプリの利用をスムーズにするためです。
ノートを見て理解度をチェックしたり、生徒から質問を受けたりするときに便利ですし、生徒の答案をプロジェクターに写せばわざわざ黒板に書かせなくても丸付けが可能になります。
Forms のリンクやデータリンク等もOne Note であれば授業ノートに貼り付けられますし、デジタル教材も使うことができますので、紙では実現できない授業が可能になります。
書き心地については必ず「紙のほうが良い」という生徒が出てきますので、まずは全員とりあえず継続して使ってもらいましょう。慣れます。多少書き心地に不満が出てもそれを上回るメリット(上記の One Note を使う目的)を伝えましょう。
なぜ多少書き心地が今までと異なっても One Note を使うのかきちんと説明してあげると生徒は納得します。
充電切れ(忘れ)生徒への対応について
タブレットの充電切れや充電し忘れた生徒、またはOne Noteを使いたくない生徒に対しては教科書とノートで勉強してもらいましょう。
私はOne Noteと同じ内容の授業プリントを配布していた時期がありましたが、作成や印刷、配布が手間ですし、プリントがもらえることでタブレットの充電も適当になってデジタル端末のとの付き合い方(きちんと充電して登校する等)も上手になりません。
今後デジタル端末と共に生活する生徒達には勉強の他にも、物の管理も上手になってもらいたいので、指導の機会としてきちんと充電するようにと伝えています。
授業とは関係のないものを見てしまう
机間巡視をきちんとしましょう。
黒板前に張り付いていると、一部の生徒は関係ない動画を見たり、ゲームをしたり、ネット記事を見たりしてしまいます。教員と生徒との信頼関係である程度は防止できますが、信頼しているからといってタブレットを別の目的でつかわないというわけではありません。
きちんと机間巡視をしましょう。
※Class Notebook はTeamsと連携しているので、TeamsのInsightsという機能を使えば何時何分から何時何分までOne Noteを使っていたというのは確認できます。
こちらにCass Notebook の基本的な使い方をまとめています。
授業用ノートの効率的な作り方はこちらをご覧ください。
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